新年のご挨拶(賀詞交歓会懇親会に於いて)

改めまして、新年あけましておめでとうございます。
本日は、ご多用の中かくも多くのご来賓をお迎えし、多くの支部会員の皆様と共に平成26年新年賀詞交歓会を盛大に開催できましたこと、衷心より御礼を申し上げます。
さて、私ども社労士会は、昨年12月に社会保険労務士法制45年を迎えることができました。これは、ひとえに行政諸機関のご協力ご支援並びに社会保険労務士法制にご理解ご支援を頂いている議員の先生方の賜物と深く感謝申し上げなければなりません。
思い起こせば、行政等の規制緩和や改革に従って旧社会保険事務所の組織機能の変更があり、私ども社労士も戸惑う場面が多々ありました。
社労士業務は、本来、事業所の事業主およびそこで働く従業者の皆さんのみならず地域社会の住民の皆さん方の健康や安全・安心に直接かかわるものであり、終生寄り添いながら固い信頼のうえに成り立つものであります。
また私共は、関係先であるところの労働基準監督署様・公共職業安定所様・協会けんぽ様・年金事務所様・労働基準協会様等々行政諸機関の業務の延長線上に位置していることを常に意識しながら、信頼の構築に努めなければなりません。
この事は、何よりも先生方の社労士として自己の実現と事務所経営の基本であると強く確信致しております。
社労士業務の方向は、連合会指針によると「3号業務の商品化」が強く打ち出されております。
2012年「ものづくり日本大賞」の受賞者である福島県所在の斎藤織物社長の御言葉をお伝えしようと思います。社長は、
「自分で値段を付けられる物づくりにこだわりたい。これまでは同品質ならば、安い物をと価格競争に明け暮れてきたが、それでは企業はじり貧になる。他社と差別出来るものをもって「自立」する必要がある。心掛けたいのは、
なぜこの製品を作ったのか?消費者に訴える「物語」を用意すること、そして、その物語には夢が無ければならない」と話されました。
 労務管理の専門家として、新たな業務の拡充を図っていくには、行政等諸機関に止まらず税理士会様等隣接仕業を加え、これまで以上の関係各位のご理解ご支援が求められるところでございますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
結びに、本日この賀詞交歓会にご参加頂きました皆々様のご健勝をご祈念申し上げまして、御礼のご挨拶とさせていただきます。
有難うございました。

賀詞交歓会 懇親会にて

支部長  大久保  悟