特別研修会(令和7年度)が開催されました。

 令和7年7月17日午後3時30分より、埼玉カンファレンスセンター(大宮西口DOMⅡ)会議室にて、特別研修会が開催されました。

 

  冒頭では、山口支部長より挨拶がありました。今回の特別研修会は、大宮支部として初めての開催であり、荒川前支部長のご尽力により実現したものであることが紹介されました。改正された育児休業給付金に関する手続き業務について、会員の皆さまにぜひ研修を通じて理解を深め、実務に役立てていただきたいという想いから、講師の調整を経て開催に至った経緯が語られました。
 併せて、令和7年定期大会において、石倉正仁県政治連盟会長が全国社会保険労務士政治連盟会長に選出された旨の報告もありました。

 

  研修会では、大宮公共職業安定所 雇用保険適用課 継続給付専門官の佐々木 誠 様を講師に迎え、創設された「出生後休業支援給付金」および「育児時短就業給付金」を中心に、受給資格・支給要件・申請書記載時の注意点などについて、実務に即したご説明をいただきました。

 特に「育児時短就業給付金」に関しては、時短就業に関する添付書類として、本来の週所定労働時間と時短勤務後の労働条件が確認できる2種類の書類を準備する必要があること、またシフト制労働者で労働条件通知書により時短就業が確認できない場合には、「育児時短就業期間等に係る証明書(様式例)」を添付することなど、添付書類に関する留意点についても詳細にご説明いただきました。

 研修最後には、育児休業給付金に関する注意喚起がありました。事業所側の確認漏れにより、給付金の返還が求められる事例が発生していることが紹介され、具体的には、給付金受給中に職場復帰していたケース、延長給付申請の手続き漏れのケース、他の休業が開始にも関わらず継続して給付金を受給しているケースなどが挙げられました。

 

 参加された会員は、終始熱心に耳を傾けており、実務に直結する有意義な研修となりました。また、研修終了後にも、会場参加者を対象に講師が個別の質問にもご対応くださり、会員の方々が積極的に質問を重ねる様子から、本特別研修会への高い関心がうかがえました。

司会の福澤会員

山口支部長の挨拶

研修会講師 大宮公共職業安定所 雇用保険適用課 雇用継続給付専門官 佐々木 誠 様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修中

熱心にメモを取る会員

研修資料

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修受講お疲れさまでした